【春の星座】かんむり座T星が新星爆発!北極星並みに肉眼で見られる日が2024年2月~9月まで迫る!

かんむり座T星_新星爆発のイメージ 星座

※随時、不定期に更新していきます。

【速報!】2024年2月~9月まで 新星爆発が起こります!

画像提供:Space Engine(かんむり座T星)より

超新星を起こすのは、オレンジ色の大きな星ではなく、
白い小さな「白色矮星」の方が、核融合反応(熱核暴走反応)を起こして
星の内部でなく、表面で大爆発を引き起こします。

その影響で、普段地球から見て10等級だったこの連星は、
北極星に匹敵する2等級にまで明るくなります。

その爆発で明るくなる時期は今年2024年の2月~9月ごろまで
明るくなるだろうとNASAの公式Webサイトで公表されています。

ずっと明るくなるわけでなく
肉眼 = 数日間
双眼鏡 = 1週間以上

という短い期間。その後は、薄く暗くなり見えなくなります。

この機会を見逃さないようNASAでは、
超新星に関する最新情報は「X(旧:Twitter)」の
「@NASAUniverse」アカウントでお知らせをしていくとのこと。
https://twitter.com/NASAUniverse

【良質な資料】アストロアーツ
・いよいよ近づいてきた、かんむり座Tの80年ぶりの新星爆発
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13526_t_crb
・爆発が近づいてきた再帰新星かんむり座T
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13099_t_crb

過去どのくらい明るくなったの?

通常、かんむり座T星(T Coronae Borealis)は
初等級で10等級ほど。

肉眼では見ることができませんが、
双眼鏡で標準的な10等級で見ることができます。

アメリカ変光星観測者協会「AAVSO」によると、
これまでに2回の爆発が確認されており、

1866年05月12日=2.0等級
1946年02月09日=3.0等級


に達しています。

科学者によると、1866年の新星爆発は、
私たちが考えていたよりもさらに明るく、
おそらく最高で2.5 ± 0.5等だったのでは
ないかと考えられています。

出典:アメリカ変光星観測者協会AAVSO

かんむり座・基本知識

かんむり座(Corona Borealis)は、天文学で用いられる星座の一つです。
英語では「Corona Borealis(コロナ・ボレアリス)」と呼ばれます。

かんむり座(かんむりざ、ラテン語: Corona Borealis)
属格形:Coronae Borealis
略符:CrB
象徴:北のかんむり
20時正中:7月中旬ごろ
広さ:178.710平方度(73位)

3.0等より明るい恒星数 1
最輝星:α CrB(2.24等)
隣接する星座: ヘルクレス座、うしかい座、へび座(頭部)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


この星座は北半球で見ることができ、夏の夜空によく観察されます。
主な特徴は、冠の形に似た星々が連なっていることです。
古代ギリシャの神話では、この星座はクレタ島の王女である
「アリアドネの冠」を表しているとされています。

かんむり座にはいくつかの興味深い天体が含まれており、
観測や研究の対象となっています。

南側でへび座の頭部のすぐ隣にあり、
東西はヘルクレス座とおうし座に挟まれています。
「20時正中」は、7月中旬ごろ。

もし、かんむり座を輝いているところを見たいのなら、
7月中旬の夜8時ごろにカレンダーに印をつけよう。
その時間帯が空で最も輝く時間だ!

さて、ここで面白いことがある。
特徴は北の方、25.54度付近にあることだ。

そのため、南極圏に近い南下した場所にいると、
あまりの遠さに見つけるのが難しいかもしれない。
でも心配しないで、他にも見るべき星はたくさんある!

α星:ゲンマ(真珠)

アラビア名は「アルフェカ」で「欠け皿」の意味。
明るさは「2.3等級」
スペクトル型 「A0 クリーム色の星」

この星は分光連星でアルゴル型の変光星。
しかし、明るさはほとんど変化しない。

【日本名・和名】
太鼓星、へっつい星、長者のかまど、鬼のかま

【ギリシャ神話】
ナクソス島に捨てられた王女アリアドネをなぐさめるために,
酒神ディオニュソスが、その頭上に載せた黄金の宝冠がモチーフ。

良質な資料

星座八十八夜 #5 宝石のように輝く美しい星座「かんむり座」 – アストロアーツhttps://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13110_mook-crb

かんむり座T星の発見者ってだれ?

かんむり座T星(T Coronae Borealis)を最初に発見した人は、
アイルランドの天文学者「ジョン・バーミンガム(1816–1884)」。

ジョン・バーミンガム:彼の肖像画が発見される – ミルタウン・ヘリテージ・グループ

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Wikimedia Commons「ジョン・バーミンガムの肖像画」より
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:John_Birmingham_portrait.jpg

ジョン・バーミンガムは、天文学者にとどまらず、
アマチュア地質学者、博学者、詩人とその才能は多岐にわたった。

彼は星や岩を見るのが好きで、ヨーロッパを旅していたので様々な言語を知っていました。
1866年、彼は「T Coronae Borealis」と呼ばれる明るさが変化する驚くべき星を発見しました。
他にも、惑星、流れ星、太陽の斑点について書くのが好きだった。

1865年、ジョンは家族からミルブルック地所と呼ばれる
大きな土地を手に入れ、アイルランドの二箇所に広がっていた。
彼は1858年に地元の新聞に星について書き始めました。
ミルブルックでは、星がよく見えるように、
屋根がスライドして開けることができる特別な家を建てたほどです。

そして1866年5月12日、彼は「Corona Borealis」と呼ばれる星群の中に
「T Coronae Borealis」と呼ばれる明るさが変化する星を発見しました。

この星を見つけて彼はとてもうれしくなり、
さらに多くの星を見るために新しい性能の良い望遠鏡を手に入れました。
それはイギリスのヨークに住むトーマス・クックという人から手に入れたもので、
アイルランドのダブリンに住むトーマス・グラブ製が
レンズを取り付けた特別なレンズがついていました。

彼が生きている間、多くの人が彼を知り尊敬していました。
ロバート・ボールのような有名な人でさえ、
彼が星を見た特別な場所について本の中で言及しています。
ジョンはまた、ダンシンク天文台のような星を見る他の場所にも友達がいました。

赤い星の研究

ジョン・バーミンガムは特殊な望遠鏡を使って空の赤い星を見ました。
彼はそれらをたくさん見て「Schjellerup’s Catalog of Red Stars」という
大きなリストをさらに大きくより良いものにしました。

彼は1876年にロイヤル・アイリッシュ・アカデミーという団体にリストを見せ、
彼らは彼に特別なメダルを授与しました。

1881年、彼は白鳥座と呼ばれる星群の中に本当に深い赤色の星を見つけ、
彼らはそれに彼の名前を付けました。

彼は他にも、流れ星や金星が太陽の前に出た時のこと、
太陽自体にスポットがあることなどを書いています。

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