100万度の太陽の世界を垣間見る

太陽

2022年9月5日、
米航空宇宙局の
パーカー・ソーラー・プローブ
(Parker Solar Probe) は、

パーカー・ソーラー・プローブ 提供:NASA

太陽との13回目の
接近遭遇に向けて
準備を進めていたところ、
磁場とプラズマの
強力な爆発である
コロナ質量放出 (CME)
プローブのすぐ前で噴火した。

コロナ質量放出 (CME)とは
基本的には、
磁場と超高温プラズマの
大規模なバーストのこと。

コロナ質量放出 (CME)とは
太陽の黒点を取り巻く磁場が特に強いところで突然、太陽フレアが爆発し、太陽の外気であるコロナから磁気エネルギーが急増します。しかし、それだけでなく、プラズマと磁場が大量に放出され、それが、コロナ質量放出 (CME) と呼ばれる現象です。

太陽風フレアは太陽の低緯度で活動しているが、コロナ質量放出 (CME)は、高緯度で活動している。どちらも11年周期の活動を繰り返しており、それぞれが地球に多大なオーロラをもたらします。

コロナ質量放出 (CME)で放出されたプラズマは、平均的な太陽風よりも速く移動します。太陽風は秒速約 400 kmで移動します。宇宙空間を疾走する衝撃波は、通常コロナ質量放出 (CME)の前方にあり、秒速700kmから800kmに達することがある。

パーカー・ソーラー・プローブ (WISPR)
搭載された広視野イメージャーのおかげで、
その全貌を捉えた素晴らしい合成ビデオが
公開されました。

ジョンズ・ホプキンス応用物理研究所・YouTubeチャンネル
Johns Hopkins Applied Physics Laboratoryより

映像の左側に太陽が見えます。
パーカー・ソーラー・プローブは、
このイベント中の
2022年9月6日に近日点として
知られる最接近点に到達した。

14秒あたりで目を凝らすと、
コロナ質量放出(CME)
爆発してスクリーンが
明るくなるのがわかります。

パーカーは安全な距離から
見ていただけではなく
コロナ質量放出「CME」の端を
側面に沿って
回避してから中に入り、
爆風の先端の後ろに
滑り込んで、
反対側に現れた状態。

全体として、
パーカーは約2日間滞在し、
コロナ質量放出「CME」の
すべての詳細に浸った。

この強烈な太陽爆発を
間近で体験した
初の宇宙船として、
歴史的な偉業を
成し遂げることとなりました。

収集されたデータは、
科学者にとって
金のような
貴重なものであり、
これらの太陽の活動を
これまでにない形で
見ることができ、
その初期段階を
初めて研究する機会を
人類に提供することとなった。

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