2023年12月9日:ハレー彗星 遠日点通過
1986年4月、地球に最接近して賑わしたハレー彗星が、
2023年12月9日、軌道上の太陽から一番遠い地点(遠日点)を通過します。
ハレー彗星の周期とは
氷と塵の大きなボールが太陽の周りを
地球と同じように回っていて、
しかし、ハレー彗星が太陽の周りを一周するのには、
本当に本当に長い時間がかかります。
なんと!【約76年周期】
いまは滅多に見かけないと思いますが、
ブーメランで遊んでいて、できるだけ
遠くに投げたときのように、
ぐるっと遠くに行ってから戻ってきます。
それが彗星の役割です。
最初の訪問:1986年のこと
この特別な彗星を最後に間近で見たのは1986年のことで、地球の空気がなくなるとか、ゴムチューブが売り切れるとか、それは大変なことでした。
しかし、今はそんな未知のものではないので、ご安心ください。これを観ている皆さんは、多くの人が大人になっているかもしれませんが、2061年の夏、ハレー彗星は地球に戻ってきます。
再び訪問するとき、なにが起きる?
それは、長くてツヤのある尻尾がとても美しく見えます。
特に世界の北部では、宇宙を流れ星のように飛ぶ特別な旅人を歓迎し迎え入れるように、空が本当に賑わうときです。
どれくらいすごいの?
そして、科学者たちは、彗星が戻ってきたときのために、
本当に素晴らしいことを計画するでしょう。
彗星の中心に着陸しようとする特別な探査機なんかが、
開発されるかもしれません。
それは、ロボットに氷で覆われた大きな宇宙の塊を訪問させて、
その物質を持ち帰り、表面の組成について詳しく学ぼうとするだろう。
だから、ハレー彗星は今は遠く離れていても、
2061年には宇宙や地上で壮大なショーが行われる予定で、
科学者たちはこの素晴らしい宇宙旅行者について、
さらに学ぶ準備をしています。
気になるグッズや映画
資料・使用ソフト
【PR】ステラナビゲータ12/AstroArts
最新版・純国産の天文シミュレーションソフトウェア。
▼Space Engine –宇宙シミュレーターソフト
http://spaceengine.org/
ロシアの天文学者でプログラマによる独自の3D宇宙空間
シミュレーションソフトウェアおよびゲームエンジン。
※Proライセンスを取得して配信しています。
▼国立科学博物館-宇宙の質問箱-小惑星・彗星・流星・隕石編
https://www.kahaku.go.jp/